自分への縛りが自分を色付ける


こんにちは。

継続は淡々とこなすこと。
行動するために心に伺いを立てるんじゃなく、行動すれば心は勝手についてくる、ってのを最近強く実感している糸凪邑でございます。

やる気が無い時、気合で心を切り替えようとするのは無理なんですよ。
でも、やる気が無くても歩くことはできるし、手を動かして何かを作ったりもできる。
なので、やる気を奮い起こすんじゃなく、やる気がない状態でもとりあえず動かす。

そうしたら心が勝手についてくるんですよ。
「お、何か楽しいぞ」ってなるんです。

人間って不思議。
でも、これが現実。
気持ちがなくても行動はできる。
心は身体についてくる。

忘れぬよう、日々継続してまいりましょう。


色を持つこと
さて、今回のお題は"着ない服を無くしながら自分らしさを身に付ける1つの癖"について。

おそらく誰しも経験があると思うんですよ。
服を買ってると、ふとした時に「何でこんなの買ったんだろ」「そういえばこれ着ないなぁ」ってなること。


僕も20前後の頃は覚えがあります。
当時は月20,000〜30,000円程度と、人並み程度に服にお金を使う方でした。

その結果、年間数十着程度増えていくんですけど、まぁ着ないものがちょいちょい出てくるんですよね。
良いなって思うものがある度、かなり時間をかけて悩んで悩んで買ってたんですけど、それでもどうしても着なくなるものがある。


その頃から「どうにかこの癖直せないかな」「勿体無いなぁ」と思ってたんですけど、ふとあることを習慣づけたらほぼほぼ無くなりました。


それは"色を定める"こと。

自分に合う色かつ好きな色を選んで、それを軸にして買う基準を定め、それに従って買います。

一言で言えば、"ある色に馴染まない色は選ばない"ってことです。


例えば僕の場合、以前何処かで書いた気がしますが、「グレームーンストーン」っていう石が好きで、その色="灰色"を軸にして選ぶようにしました。

この場合、灰の同色系や灰色に合うものしか選びません。
灰色系統であれば、ダークグレー、ライトグレー、黒、チャコールなど。

灰色はくすんだ色なので、他のくすんだ色にも馴染みます。
例えば、暗めの茶系等。


別の例を挙げるなら、アースカラーといった多少大雑把な枠でも大丈夫です。
この場合であれば、鮮やかすぎない茶や緑、カーキ、ベージュといった自然な色のものしか買わないとか。


"色を定める"っていうのは、こういう風に"軸とするものに馴染むもの"しか選ばないようにすることです。

こうやって色味を統一していくとですね、持っている服が全体的に近い雰囲気になって、馴染みやすくなっていきます。
その結果、着ない服、着にくい服が無くなります。

考えてみれば当たり前ですけどね。
初めから馴染むものしか買ってないんですから。


で、これには面白いメリットがあって。
色合いを統一していくと、自分のカラーが周りに認知されるんですよ。

「この色〇〇っぽい」とか、「こういう格好〇〇がしてそうだよね」とか。

無駄を削ろうと自分を縛ると、何故か"自分らしさ"が勝手についてくるんです。
面白いですよね。

そういう点からでも着るものを縛るのはおすすめですよ。


これをやる際の注意点ですが、手持ちの衣類装飾品を一旦整理した方がいいです。

そうしないと、どうしても手持ちに合わせようとしてブレてきますので。
色を決めたら、それに合わないものは処分してしまうのが最初の一幕。

良い機会と思って、ダンシャリダンシャリ言いながら思い切り捨て去りましょう。



最後に僕がこれをやってきて感じたメリットやデメリットをいくつかまとめてみましたので、参考にしていただければ。


「自分の色」を持てる
さっきも書いたように、〇〇っぽいと言われるようになります。
無駄も消えて、ついでにそういう「自分らしさ」も勝手に身につくのは素敵なことじゃないかな、と。


毎日悩まない
何着ても色合いの面はだいたいクリア出来てるので、悩む時間が減ります。
非常に楽。


服が増えにくい
色味が限定されることで目移りしなくなり、買うものが減るってことなのですが、ここは個人差があります。

「似たようなもの持ってるから買わない」って人であれば、増えにくくなります。
「似たようなものでも気になれば買う」って方は変化しないでしょう。

この点でのメリットは主に金銭的、空間リソース的、心理的なものです。

個人的には後ろ2つがでかいです。

今では腰ぐらいまでの小さなチェストとコートハンガーが1つだけに収まってます。
ここ5,6年「かさばる!!邪魔!!」ってのが無くなって、快適です。

心理的な面では「せっかく買ったんだから着なきゃ!!」って思うことが無くなって心が楽です。
だってほとんど着てるんですから。


色のバリエーションが少ない
原理的に避けられない問題ですが、自分の色を植え付けられるメリットもあるので、一長一短ですね。

僕は自分の色を持てるってのはいいことだと思ってるので、気にしませんが。

ただ、この点に関してはアクセサリや靴などの小物類でアクセントを付けることである程度解消できます。

アクセに関しては、僕が実際に身に着けている例をInstagramに載せたりしてますのでご覧いただければ、と。
https://www.instagram.com/yuitonagi_hc/


微妙な色の違いがわかるようになる
ちょっと説明しづらいんですが、同系色ばかり着ていると、「馴染むようで馴染まない色」がわかるようになるんですよね。
同じような灰色でも「この色は合わない。もう少しだけ薄い方がいい」とか。
同時に、素材の違いによる質感の差にも敏感になります。

そういう感覚が鍛えられます。
こういう感覚が鍛えられると、買うべきものを選ぶ精度が上がるので。また無駄が減ります。


とまぁ、こんな感じ。
この辺り総合的に判断して、"アリ"と思えるのであれば是非是非お試し下さいませ。

では、今回は此れにてお終い。
お付き合いいただきありがとうございました。

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