いまという足枷



僕ら人間は常に変化を続ける
それは味覚や服の好みといった小さなものから、夢や目標や理想といった大きなものまで様々

大きなものの1つにステージとかいう表現をされるものがある
人間は生きていく内に、自分のいるステージが上がったり下がったりするようだ、と

ステージの上がり下がりっていっても、別に能力の優劣や幸福度がどうこうというものじゃなくて
高いステージにいるとより大きなことができるし、低いステージにいると小さなことしかできないという、可能性の尺度が主なところ

僕らは時々その大きな変化に遭遇する
さっき言った、夢やら目標やら理想やらに変化があった時がわかりやすい
その時、求める在り方にも変化が起こる
これは今の在り方で出来ることじゃなく、もっと別の在り方でないと出来ない場合だ

そうなった時、僕らは変化をしなければいけない
今出来ないことをするためには別のステージに移動する必要があるから

でも、変化出来ない時がある

今の自分を取り巻く環境、今の自分の在り方に縛られることが1つの原因

今の人間関係や、そこで得た自分の立ち位置
そこに費やした時間、金銭、心、労力、えとせとら
そういったものに縛られ、「別に変わらなくてもいいんじゃ...」と思ってしまう
築いた関係を捨てるのは嫌だし、そこそこの心地よさから離れたくないのもわかる
でも、そういう時には考えないといけない
「今とは違うものが欲しいから変わろうと思ったんじゃなかったっけ?」って

変化を求めるなら、今にこだわってはいけない
今の自分、今の自分の身の回りを取り巻くもの
それらを必要に応じて無視して、切り捨てる
切り捨てずに何とかなるならそっちの方がいいかもしれないけど、基本的に上手くいくとは思わない方がいい
そんな環境だったら、そもそも環境を変える必要なんてないから
求める環境と今の環境が一致しないから変化を望んだはず
なら、要らないものは全部捨てないといけない
そうしないと引っ張られて止まってしまう

今の自分の基準で考えるんじゃなく、次の自分が持つべき基準で
次の自分に必要な在り方を構築していくべきなんじゃないかな

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