続・期待しなければ得をするというお話

最近、思った言葉をゆるく綴る記事が多いせいで、普通の文章の書き方を忘れてないかな、と心配になっております。
糸凪邑です。

あと、そういう記事と、普通の言葉遣いで書いた記事を見返した時、文体によってテンションが違いすぎて「浮き沈み激しそうなやつ」に見えなくもないなーって思ってます。
個人的にはどっちも「縁側で虚空を見つめながら茶をすする老人」みたいな心境で書いてるんですけどね。
猫を例に出せばこんな感じ。
なので、そういう前提でほのぼのとお付き合いいただければありがたいです。

では、今回の本題へ。


信頼というくじ引き

ちょっと前にこんな記事を書きました。

「期待しなければ得をするというお話」
https://kairandou.blogspot.com/2018/07/blog-post_14.html

ここでは運に関してが主で、それ以外のことにはほぼ言及してなかったけど、書いておいた方がいいことが1つあったので補足として。


それは"人に対しても期待しない"こと。

期待するっていうのは、自分の結果を相手に任せるってこと。
これはくじと同じ。
人への期待つまるところ運ゲーみたいなもの。
だから、人に対して期待すると、くじと同じように損をします。
これはその人が悪いっていう意味じゃなくて、そもそもの問題です。
良い結果を期待はするから悪い結果に心削られるので、結果は出ない前提でやれば損失は生まれません。
期待する心がプラスの未来にいるから、0にマイナスを感じるのであって、最初から0である前提であればマイナスを感じることは無いでしょう?
だから、人に何かを頼むことがあっても、結果は期待しない。


一応ですが、これはもちろん自分への期待も同じこと。
"人っていうのは自分も他人も含めて"です。

ちょっと前に本能に関する記事で書いたのですが、僕ら人間は"理性部分と本能部分"に分かれています。
これらは互いに影響し合うものですが、本体は本能部分です。
人間はただの動物ですからね。
理性よりも本能の方が強いです。
なので、理性で考えて目指しても、本能によってぶれます。
「ぶれる」というより、「ぶれっぶれ」。
ぶれない方が珍しいくらい。

だから、自分にも結果を期待しない。
自分は出来るとも思い込まない。
自分も思い通りに動かない前提でいること。

「でも、自分に期待しないと何にも出来ないじゃんか」って思うかもしれないですが、そんなことは無くて。
結果が出るかどうかと、何かしらの結果(目標)を目指して行動するかどうかは別問題。

僕らはあらゆることに結果らしい結果を期待しているわけじゃありません。
過程が楽しいからやることっていっぱいあるでしょう?
ゲームもスポーツも制作も、何かしらの趣味ってその行為自体が楽しいものじゃないですか?

もしかしたら、この考え方には納得できない、しっくりこないってこともあると思います。
「そんなことないよ結果は期待してるよ」と。
であれば、"行為の過程で得られる感情の充足"を結果として期待していると言い換えてもいいです。
結果に見えるものに期待はしてないけれど、行為自体を結果と捉えるのなら、そこに求める充足感があればいい。


なので、期待はしないけれど、淡々とすべきこと、したいことはする。
そうしていれば時々結果が出たりします。

もし結果が出れば「おー、なんか出来た」と嬉しいし、逆に結果が出ない場合も失望はしない。
だって、期待してないんだから。
期待するのは0でしかないから、浮くことはあれど沈むことは何もない。

期待するっていうのは、"それを得た未来の自分になれた"想定でいること。
人は何かに期待するとき、そこにいる前提で対価として適切と思われる時間や労力、金銭といった自己資源(リソース)を支払い、そこに至ろうとします。
で、もしそれらを支払った結果、到達できなかった場合。
目の前にあるのは資源の損失と、得られたはずの未来と得られていない現実との間にある落差。

だから、そもそも期待しなければいいわけです。
期待せずに淡々とこなす。

そういう意味では、その過程となる行為自体が楽しいことをやるべきです。
面白くないことを淡々とすることはおそらく苦になるので。
行為自体が楽しければ、それをやるだけで払った資源に対する充足は得られているでしょう。
その次点で少なくとも+-0。
で、それに加えて何かしらの結果が出たのであれば儲けもん。

「ラッキー」と。

てなわけで、前回と同じような締めになりますが、心に振り回される人は、"あらゆることに期待せず、淡々とこなす"ってことを自分の常識にしてみてくださいませ。
ぼんやりした言い方ではありますが、これだけで色んな問題が解決すると思いますよ。


ではまた次回。
お付き合いいただきありがとうございました。

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