以前、携帯端末のキャリアをMVNO、いわゆる格安SIMと呼ばれるものに変更しました。
「一葉二葉と消え失せて」
https://kairandou.blogspot.com/2016/12/blog-post.html
当時はFREETELだったのですが、資金難だかなんだかで楽天に買収されてしまったので、楽天嫌いの僕はIIJmioに変更することに。
「IIJmio」
https://www.iijmio.jp/
上の記事執筆時点で2016年9月って言ってるように、docomo,au,SoftBankの主要3キャリアから格安SIMに変えてからちょうど2年くらい経ちます。
「もうそんなに経ったのかー」と、時間の流れの速さに恐怖しながらも、ふとMVNOに変えてどれくらいコストカットできたのか 気になったので、今回はそれを考えてみます。
流れとしては、
格安SIMに変えようか考えている方は参考にでもしてくださいませ。
docomoの料金
まず、以前のキャリアであったdocomo。
上の記事内では、8000〜9000円となっているので、間をとって月々8500円とします。
これにはSIMを契約する際に購入した端末代や通話料が含まれています。
これに24ヶ月をかけると、8500円×24ヶ月=204000円。
MVNO(格安SIM)の料金
月々の料金はFREETELもIIJmioも大差無く、2500〜3000円程度。
docomoの時と同様に、この中にSIMを契約する際に購入した端末代や通話料が含まれています。
その間をとって月々2800円とし、これに24ヶ月をかけると、2800円×24ヶ月=67200円
差額
この2つを差し引くと、
204000円 − 67200円 = 136800円
2年間で138800円のマイナスが減った、あるいはプラスが増えたことになります。
1年間に直すと、68400円。
なので、使い続ければ毎年それだけ差が開いていきます。
ちなみにMVNOにするついでに端末を安いのにしてますので、お高い端末にすれば支払額はそれなりに上がります。
端末はdocomo時代に使っていたのが当時の一世代前のSony Xperia、FREETEL時はFREETEL MIYABIというオリジナル製品、今使ってるのがSH-M05というSHARPのものです。
スペックがまちまちなので、比較に公平性が無いように思えますが、端末の支払いはdocomoのキャリアサポートで割り引かれますので、実質的には今と大差無い程度かと。
XperiaはAndroidの中では上位の端末だったはずなので、それと同じスペックをMVMOで購入しようとすれば月々1000円以上は上がるはず。
ただ、個人的にはミドルスペックで充分なので、僕の場合は毎月3000円前後から大きく変化することは無いでしょう。
月々の差額に関しては以上です。
各種手数料
お次は解約金等の手数料ですが、docomoからIIJmioに移動するまでの各種手数料はこんな感じ。
(※数字は大体です)
これを合計すれば、21000円。
手数料を合計すればでかく見えるかもしれないですが、一番でかいのはdocomo(を始めとした主要キャリア)の謎縛りによるもの。
額にして約10000円と、半分弱・・・どころか、MNPの代金を含めれば13000円と、半分以上を占めてます。
ちなみに解約金・違約金に関しては、MVNOはかなり事情が違います。
例えばFREETELの場合は、違約金自体はありません。
その代わりにFREETELから他へ移る際のMNPの手数料がと高めに設定されています。
ただ、これは契約後に月を経るごとに1000円ずつ安くなっていき、最長の12ヶ月経過後はいつでも3000円で可能となっています。
IIJmioでは音声通話機能解除調定金額と呼ばれるものが12000円発生します。
これはFREETELにおけるMNPのそれと同じように、契約月からの計ヶ月×1000円が引かれ、12ヶ月後には0円となります。
「解約時に違約金や手数料が発生することはありますか? | IIJmio」
https://help.iijmio.jp/app/answers/detail/a_id/1580/~/%E8%A7%A3%E7%B4%84%E6%99%82%E3%81%AB%E9%81%95%E7%B4%84%E9%87%91%E3%82%84%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%99%E3%81%8C%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F
手数料に関しては以上。
最終的な差分
ということで、docomoからMVNOに変えてから、2年で浮いた金額は
204000円(docomoでの支払い) − 67200円(MVNOでの支払い) - 23000円(各種手数料)= 113800円
(※どのキャリアも端末代を含む)
となります。
docomo時代から今も端末は24回払い(2年払い)にしてますから、もし2年ごとに端末を買い換えたとしたら、単純な月額としては上にあるように68400円が毎年浮くことになります。
実際は主要キャリアも多少は安くなってるって話も聞きますから、仮に主要キャリアが月々1000〜2000円安くなっているとすると、差額は68400円から24000円を引いて44000円くらい。
最低でも44000円の差が出ます。
毎年何もしないで44000円以上。
いやー、固定費って馬鹿にならない。
これを大きいと見るか、それとも小さいと見るかは別ですが、数時間の作業で毎年これだけ差が出るって考えると、でかいと思います。
docomoからFREETELに移行した時に費やした、docomoショップ行ったり、FREETELのオンラインショップで注文したり、端末のデータ移行したりっていう作業時間が5時間もかからなかったことを考えると、時給換算して9000円くらい。
1年分でこれですからね。
主要キャリアへの移行作業は一度きりですので、作業時間はこれのみ。
でも、その一度を過ぎれば、後は何もしなくても年々差が広がってきます。
2年経つと倍の18000円、3年経つと27000円...というふうに。
改めて考えると、固定費ってほんとにやばい。
馬鹿にならないどころか最早ギャグでしょう。
コストを削ることの重要性にもうちょい早く気付いとけばなぁ・・・。
コストを削るっていうことはマイナスを削るっていうこと。
マイナスが減るっていうことは、プラスが増えるのと同義。
そのために支払った時間の価値は、時間が経つ毎に上がっていく。
それをしなければマイナスが淡々と重なっていく。
これはもう忘れちゃ駄目ですね。
今回考えてみて、改めて思いました。
なので、もし自分の持つ金銭的なリソースに余裕を持たせたいって時は、"コストを削る(マイナスを減らす)ことでプラスを増やす" 選択肢を考えてみてくださいな。
増やそうとするよりはずっと簡単ですし、確実に出来ますよ。
では、今回はこれにてお終い。
お付き合いいただきありがとうございました。
通信速度に関する余談
実際に数字を測ったわけじゃないですが、体感としてはdocomo時代と大差無い感じ。(docomoのネットワークを使っているから当たり前かもしれないけど)
ただ、FREETELの時は遅い時と速い時の波があったのに対し、IIJmioは一定してそこそこ速い感じ。
FREETELの現状は知りませんが、どちらかと契約するならIIJmioをおすすめします。
もちろん、他の選択肢もありますので、その辺りと比べて考えるのが一番いいです。
個人的には、IIJmioを使ってて速度その他諸々に不満は特に無く、満足してるので推しますよ、ってだけです。
参考までに。
「一葉二葉と消え失せて」
https://kairandou.blogspot.com/2016/12/blog-post.html
当時はFREETELだったのですが、資金難だかなんだかで楽天に買収されてしまったので、楽天嫌いの僕はIIJmioに変更することに。
「IIJmio」
https://www.iijmio.jp/
上の記事執筆時点で2016年9月って言ってるように、docomo,au,SoftBankの主要3キャリアから格安SIMに変えてからちょうど2年くらい経ちます。
「もうそんなに経ったのかー」と、時間の流れの速さに恐怖しながらも、ふと
流れとしては、
- 毎月の支払額の差分
- お次に各種手数料について
- 最後にそれらをまとめ、最終的にどれだけ差が出たのか
格安SIMに変えようか考えている方は参考にでもしてくださいませ。
まず、以前のキャリアであったdocomo。
上の記事内では、8000〜9000円となっているので、間をとって月々8500円とします。
これにはSIMを契約する際に購入した端末代や通話料が含まれています。
これに24ヶ月をかけると、8500円×24ヶ月=204000円。
月々の料金はFREETELもIIJmioも大差無く、2500〜3000円程度。
docomoの時と同様に、この中にSIMを契約する際に購入した端末代や通話料が含まれています。
その間をとって月々2800円とし、これに24ヶ月をかけると、2800円×24ヶ月=67200円
この2つを差し引くと、
204000円 − 67200円 = 136800円
2年間で138800円のマイナスが減った、あるいはプラスが増えたことになります。
1年間に直すと、68400円。
なので、使い続ければ毎年それだけ差が開いていきます。
ちなみにMVNOにするついでに端末を安いのにしてますので、お高い端末にすれば支払額はそれなりに上がります。
端末はdocomo時代に使っていたのが当時の一世代前のSony Xperia、FREETEL時はFREETEL MIYABIというオリジナル製品、今使ってるのがSH-M05というSHARPのものです。
スペックがまちまちなので、比較に公平性が無いように思えますが、端末の支払いはdocomoのキャリアサポートで割り引かれますので、実質的には今と大差無い程度かと。
XperiaはAndroidの中では上位の端末だったはずなので、それと同じスペックをMVMOで購入しようとすれば月々1000円以上は上がるはず。
ただ、個人的にはミドルスペックで充分なので、僕の場合は毎月3000円前後から大きく変化することは無いでしょう。
月々の差額に関しては以上です。
お次は解約金等の手数料ですが、docomoからIIJmioに移動するまでの各種手数料はこんな感じ。
(※数字は大体です)
- docomoの2年縛り解約金: 10000円
- docomo→FREETEL移行時のMNP転出手数料: 3000円
- FREETEL→IIJmio移行時のMNP転出手数料: 2000円
- FREETEL契約手数料: 3000円
- IIJmio契約手数料: 3000円
これを合計すれば、21000円。
手数料を合計すればでかく見えるかもしれないですが、一番でかいのはdocomo(を始めとした主要キャリア)の謎縛りによるもの。
額にして約10000円と、半分弱・・・どころか、MNPの代金を含めれば13000円と、半分以上を占めてます。
ちなみに解約金・違約金に関しては、MVNOはかなり事情が違います。
例えばFREETELの場合は、違約金自体はありません。
その代わりにFREETELから他へ移る際のMNPの手数料がと高めに設定されています。
ただ、これは契約後に月を経るごとに1000円ずつ安くなっていき、最長の12ヶ月経過後はいつでも3000円で可能となっています。
IIJmioでは音声通話機能解除調定金額と呼ばれるものが12000円発生します。
これはFREETELにおけるMNPのそれと同じように、契約月からの計ヶ月×1000円が引かれ、12ヶ月後には0円となります。
「解約時に違約金や手数料が発生することはありますか? | IIJmio」
https://help.iijmio.jp/app/answers/detail/a_id/1580/~/%E8%A7%A3%E7%B4%84%E6%99%82%E3%81%AB%E9%81%95%E7%B4%84%E9%87%91%E3%82%84%E6%89%8B%E6%95%B0%E6%96%99%E3%81%8C%E7%99%BA%E7%94%9F%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%82%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%81%8B%EF%BC%9F
手数料に関しては以上。
ということで、docomoからMVNOに変えてから、2年で浮いた金額は
204000円(docomoでの支払い) − 67200円(MVNOでの支払い) - 23000円(各種手数料)= 113800円
(※どのキャリアも端末代を含む)
となります。
docomo時代から今も端末は24回払い(2年払い)にしてますから、もし2年ごとに端末を買い換えたとしたら、単純な月額としては上にあるように68400円が毎年浮くことになります。
実際は主要キャリアも多少は安くなってるって話も聞きますから、仮に主要キャリアが月々1000〜2000円安くなっているとすると、差額は68400円から24000円を引いて44000円くらい。
最低でも44000円の差が出ます。
毎年何もしないで44000円以上。
いやー、固定費って馬鹿にならない。
これを大きいと見るか、それとも小さいと見るかは別ですが、数時間の作業で毎年これだけ差が出るって考えると、でかいと思います。
docomoからFREETELに移行した時に費やした、docomoショップ行ったり、FREETELのオンラインショップで注文したり、端末のデータ移行したりっていう作業時間が5時間もかからなかったことを考えると、時給換算して9000円くらい。
1年分でこれですからね。
主要キャリアへの移行作業は一度きりですので、作業時間はこれのみ。
でも、その一度を過ぎれば、後は何もしなくても年々差が広がってきます。
2年経つと倍の18000円、3年経つと27000円...というふうに。
改めて考えると、固定費ってほんとにやばい。
馬鹿にならないどころか最早ギャグでしょう。
コストを削ることの重要性にもうちょい早く気付いとけばなぁ・・・。
コストを削るっていうことはマイナスを削るっていうこと。
マイナスが減るっていうことは、プラスが増えるのと同義。
そのために支払った時間の価値は、時間が経つ毎に上がっていく。
それをしなければマイナスが淡々と重なっていく。
これはもう忘れちゃ駄目ですね。
今回考えてみて、改めて思いました。
なので、もし自分の持つ金銭的なリソースに余裕を持たせたいって時は、
増やそうとするよりはずっと簡単ですし、確実に出来ますよ。
では、今回はこれにてお終い。
お付き合いいただきありがとうございました。
実際に数字を測ったわけじゃないですが、体感としてはdocomo時代と大差無い感じ。(docomoのネットワークを使っているから当たり前かもしれないけど)
ただ、FREETELの時は遅い時と速い時の波があったのに対し、IIJmioは一定してそこそこ速い感じ。
FREETELの現状は知りませんが、どちらかと契約するならIIJmioをおすすめします。
もちろん、他の選択肢もありますので、その辺りと比べて考えるのが一番いいです。
個人的には、IIJmioを使ってて速度その他諸々に不満は特に無く、満足してるので推しますよ、ってだけです。
参考までに。
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