一葉二葉と消え失せて



"われわれは人生に不足しているのではなく、濫費しているのだ。"
---セネカ 『人生の短さについて』---






「冬って・・・なんだろう?」

そんなことを考えているうちにしれっと通り過ぎ、穏やかな春という幸いなる季節が到来してくれないかと希望的観測を抱きながら、ボケた老人のような視線を窓の外へ向けます。

こんなことを考える時間ですら、寒さに蝕まれ。
きっと、僕にはロシアはもとより、北海道ですら一生縁がないでしょう。
足を踏み入れた瞬間、昇華する確信は、ある。

寄り添って歩いてくれる自立歩行型のこたつとか誰か作ってくんないかな。



脱 菌糸類(半分)

9月末に、携帯電話の契約先をいわゆる格安SIM提供事業者の一つである「FREETEL」に変えてみました。
FREETEL
https://www.freetel.jp/


現在、契約から2ヶ月以上経過して、その料金がこちら。
【9月分】
¥2,652

【10月分】
¥3,072

※共に分割払いの端末代¥900程度を含む。


プランは
・「使った文だけ安心プラン(ドコモ回線)音声通話付き」
https://www.freetel.jp/price/top/

文字通り、通信量に応じて料金が変動していき、
〜100MB:¥999から、〜20GB:¥5,570っていう値幅。
僕の場合は使っても毎月3GB程度なので、¥1,600以下ですね。

オプションとして
・「Premium保障」
端末保証。月々¥410。

ついでに端末もFREETELが提供している
・「MIYABI 雅(アウトレット品で¥13,800)」
https://www.freetel.jp/product/smartphone/miyabi/

ってのにしてみました。

一応ですけど、FREETELに移行する際に必ずしも端末を買わなければならないってわけではないです。
FREETELはdocomoの回線を利用してますので、docomoの端末ならSIMロック解除することでそのまま使うことが出来るものもあります。
その場合なら、契約したSIMカードを差し替えるだけで使えるとかなんとか。

ちなみに僕が以前使っていた端末はドコモショップで購入した「SONY SO-02F」。
買い換える必要は多分無かったんですが、そうするに至った主な理由は、この端末が持つ問題。
海外ではAndroid5.xへのOSアップデート対象であるはずなのに、"何故か"国内では対象外っていう――たぶん大人の事情的な――謎の事態になってたのが理由です。
まぁ、3年くらい使ってて、ハード的に替え時だったのでよいのですが。



で。
ここからは2ヶ月ほど使ってみた感想などを徒然と。
加えて今回のことで「現代における『資源とコスト』」について思うところが色々あったので、それを最後に書いときます。
結構長いので、メリット・デメリットに関してだけ知りたいのであれば、終わりらへんだけ読んでもらえればいいかと。

では参りましょう。



1:「回線速度」
これは業界最速を謳ってるだけあって、速いです。

実際の速度をソフトで計測したわけじゃないですけど、体感的には今まで(docomo)とそんな変わらない感じ。
時々、死ぬほど遅くなるタイミングがありますが、月に数回程度です。

僕が1日の少なくとも半分以上をWi-Fi環境のあるところで使用してるってのがありますけど、おんなじように自宅などのWi-Fi環境が整ってるところで過ごす時間の多い人はあまり気にならないんじゃないかな、と。
ただ、通常回線下でリアルタイムにがちゃがちゃやれないと駄目な場合は、怪しいかもしれません。
そこら辺は試した人の意見を探しましょう。

とりあえず、購入前の「格安SIM=通信速度クソ」っていう思い込みは何処かへ旅立ちました。



2:「電話番号、アドレス」
キャリアを乗り換えた時って、番号変わりますよね?

僕も「番号変わるのめんどいなー」って思ってやらなかったんですが、世の中には「MNP(Mobile Number Portability)」という、「番号持ち越し制度」があって、手続きすると、そのままの番号を使えます。

なんと便利な。
(※ちなみに手数料がかかり、僕の場合は¥3,000でした)

もちろん、番号変わってもいいって場合は、MNPを利用せずに申し込めば新しいものになります。

アドレスに関しては、何と言いましょうか・・・。
キャリアメールでないといけない理由が僕にはありませんので。
「フリーメールなんぞ使っとられんわ」って方には問題・・・かな?



3:「手続きの手間」
簡単です。そして速いです。

やることは3つくらい。
1:現在の解約手続き(MNP利用での解約手続きもココ)
2:FREETELの申し込み(SIMのプラン,端末の購入,etc)
3:商品到着後にFREETELに電話+端末のセットアップ

MNPの申請って「現在契約中の事業者」と「移行先の事業者」の間で自動的にやってくれるんですけど、そのためには「現在の事業者(僕の場合はdocomo)」にその旨を伝えて、手続き番号みたいなものを発行してもらう必要があります。

といっても、そこらへんのdocomoショップで「MNPを利用した解約手続きに来ました」とかそんなことを言えば、あとは適当な書類にサインするだけで済みます。
僕の場合は30分くらいで終わりました。

その後はFREETELのサイトでSIMのプラン(音声,SMS,データ通信,etc)やら端末を選び、発行してもらった手続き番号を使ってMNP利用で申し込むと、手続きは終了。

注文した商品は早ければ2,3日で、僕の時は申し込みから2日後にSIMカードと端末と説明書やらなんやらが入った箱が届きました。

そこからはFREETELに「商品を受け取ったので回線を使えるようにしておくんなまし」と電話して、端末に届いたSIMを挿して説明書通りにいじってると、1時間もしないうちに使えるようになります。
僕は端末とSIMを一緒に購入したため、色んなセットアップが済んだ状態で届きました。
なので、ただ電話しただけですね。

ちなみに移行前に契約していたキャリアとは、移行先に引き継ぎが完了した時点で解約されるみたいなので、そちらへの連絡は必要ありませんでした。
後日の請求で端末代の残金とか利用料金をまとめて請求されるだけです。

あら簡単。



4:「通話料金」
通常時は「30秒/¥20」なんで、普通ってとこでしょうか。

ただ、FREETELには電話料金を安く出来る3種類のプランがあり、
・「たっぷり半額通話」:無料
登録+半額電話用アプリをダウンロードするだけで、「30秒/¥20」→「30秒/¥10」になります。

・1分間かけ放題:月額¥399
・5分間かけ放題:月額¥840
ともに、一度の通話時間が指定内であればその間は通話料金がかからないというもの。

僕はそんなに電話しないので、「たっぷり半額通話」を利用してます。
その状態での料金が上に書いたやつなんで、長時間の通話をする場合はもっとかさんでいきますね。

ただ、普通の通話じゃなくていいなら、LINEやSkypeを使えばいいんで、全く不便はしてないです。
むしろ、普通の通話アプリは保険的なポジション。
そちらの通話時間は月に30分も届かないので、月に¥100いかなかったりします。



5:「オリジナル端末」
撤収。












・・・というのもあれなので、僕が今まで使ってきたのはXperia系統だけってこと、それとMIYABIはFREETELのオリジナル端末の中では「平均的」なレベルだという前提を踏まえた上で「これはちょっと・・・」と感じた点を挙げていきます。
・購入端末:FREETEL MIYABI
・前端末:SONY Xperia SO-02F

(※あくまで、格安端末に初めて触れた人間が「最低限端末として使えるけど、贅沢を言えば・・・」と感じてる部分です。
物自体のスペックは値段相応か、どちらかといえば良い方ですので、勘違いなきよう。)



■タッチパネル

感度不良。

時々ですが、画面を長押しすると、テキストの選択も出来ずに画面ががたがたします。
「がたがた」より「あがががが」かもしれない。
これは何故か”仕様”らしいんで、諦めるか奇跡のアップデートを祈りましょう。
充電中に起こりやすかったり、自分でインストールしたアプリの干渉が原因となったりするらしいです。

当然ですが、絵を描くのにも向いてません。
僕は落書き程度にしか描けませんが、それでも「ぐぬぬ」となります。
平気で線がぶれますからね。
僕の絵がおかしいと言われるのも仕方ない。



■ゲーム

重いです。

HearthstoneとShadowverseで試してみましたが、Hearthstoneはぬったりもっさりとどうしようもなく、Shadowverseは演出の軽量化をしないと時々カクつきます。
ただ、落ちたりすることは今んとこ無いですね。
もっと重いゲームをやってみたら即死するかもしれませんが。



■充電

体感的には普通。

ネットをちょいちょいする程度なら1〜2日、ゲームとかすれば3,4時間でぐったり。

最近、バッテリー容量のでかい商品が発表されたので、この点が気になるならそっちを買ったほうがいいかも。

「FREETEL RAIJIN」
https://www.freetel.jp/product/smartphone/raijin/


それから、充電速度が遅いです。
というより何故か遅いタイミングがあるというべきか。

端子の差し込み方とかで変わったりすることもありますが、そうでない場合も。
うまくいってる時は2,3時間程度、そうでなければ完了まで6時間くらいかかったりします。
勿論その間パッテリーを消耗するようなことをしていないんですが・・・はて。
何が問題なのか。

ともあれ適当な店に入って充電するには長いですし、いつもゲームする人は、いつも通りに予備のバッテリーを持ち歩きましょう。



■カメラ

綺麗、ではないです。
前に使っていた端末がSONY製ってこともあるのか、カメラの画質は劣ります。

ただ、ハード側じゃなくてプリインストールされているカメラアプリの方に問題があるのかな。
これがかなり使いにくくて、出来上がる画像も悪いです。
色合いが撮影時とプレビュー時で全く異なったりするので、別のアプリに変えた方がいいでしょう。

まぁ、カメラのことは素人が適当に使う程度で「よろしくない」と感じましたので、手軽で綺麗な撮影能力を期待するならもっと上の端末を買うか、別のメーカー品を使いましょう。

もし、綺麗に撮影できるアプリや方法論などあれば教えて下さいまし。

※一応ですが、アプリをいくつか試してみて、マシだったのがこちら。
「Camera FV-5 Lite」
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.flavionet.android.camera.lite


Liteじゃない有料版もあるらしいですが、試してないので実力不明。
少なくとも最初っから入ってるやつよりは綺麗に撮れます。



■サイズ

でかいです。

MIYABIはFREETEL端末の中では比較的小型のモデルですが、それでもでかいです。

僕は大抵かばんを持たず、携帯を前ポケットに入れて持ち歩くんですが、明らかに横幅が出っ張って鬱陶しい。
操作面でも、片手で使おうとすると、時々落としそうになったりします。
普通より手の大きめな僕でもそうなので、女性なら尚の事でしょう。
SO-02Fがベストサイズだったってのもありますが、片手での操作に難がある時点で"スマート"な印象は持てないですね。

個人的に、最近の端末全般がでかいのはただの謎です。
「大きいってだけで」それを買わないってことは案外多いと思うんですけど、どうなんでしょ。
僕だけなのかな。

「端末がどれだけ高機能になって、できることが増えても、人間の手の大きさは変わらない」ってなことをジョブズか誰かが言ってた記憶があるのですが、この言葉はもっと価値を持って受け止められるべきです。
機能がスマートであることはもちろん大事だけど、その在り方自体がスマートであって欲しい。

ともあれ、小さい端末をお求めなら他のメーカーのものを使いましょう。
個人的に、お試しで端末を購入したことを後悔した点では「カメラ関連」と1,2を争う程度の欠点でした。

サイズ、色、デザインを重視する人はご注意を。



・・・と。

端末に関してはこれくらい。

もしSIM契約を考えているなら、
「上位の端末を購入する」
「別メーカーの端末を購入する」
「期待せず適当に使う」
あたりの選択肢から選ぶのがよろしいかと。

ただ、なんだかんだ欠点だらけですが、価格の差を考えればそんなもんなんでしょう。
繰り返しますが、いわゆる「格安スマホ」と言われるものに初めて触れた使用者の「贅沢を言えば・・・」な感想ってことでご理解いただければ。



7:「手数料もろもろ」
移行にかかる費用は小さいです。
基本はMNPにかかる¥3,000+○年縛りの解約金とか。
僕は3年目とかいう謎なタイミングでやったんで、docomoに¥10,000弱+MNP手数料¥3,000持ってかれました。

まぁ、それを差し引いても2、3ヶ月でとんとん。
1年間で¥50,000程度浮く計算なので、全く問題ないです。

ちなみにFREETELでは「データ通信」のみの場合は年数の縛りはなく、「音声通話機能付き」の場合はMNP転出に¥15,000、12ヶ月利用すればそれより後は¥2,000だそうです。

【余談】
docomoと契約していた時の月額料金は、通信プランは2GBまでのやつで、端末代除いて¥8,000〜9,000。
FREETELの使った分だけプランでは、Maxの20GBまで使っても端末代込¥7,000程度です。

わーお。





以上、使った雑感でした。



ちょいぐだぐだ書きましたが、結局のところメリットとデメリットは何なのかをまとめますと、

【メリット】

■月額料金が安い
格安SIMなるものに変更する理由として、最たるものでしょう。
僕個人の事情ですが、現状を維持できれば毎月¥5,000、年間で¥60,000程削減出来る計算です。
「余談」に書いてるように、docomoの時の10倍(20GB)通信してもdocomoより安いです。
※LINEやSkypeなどを利用しない長時間の通話が多い人はだいぶ料金が変わるかもしれませんのでご注意を。

■端末料金が安い
上でも書いたように、僕はXperia以外使ったことがないので比較らしい比較が出来ないのですが、一般的には端末のコスパは良いようです。
現状、電話とメールとネットサーフィンと落書き、撮影、適当なゲームをする分は特に問題ないんで、それ以上を求めるのであれば高い端末を買いましょう。

そういえば、最近出た「スマートコミコミ」ってプランの場合、端末の分割支払い中でも残金支払い不要で6ヶ月毎に新しい端末に替えられるとか。

「スマートコミコミ」
https://www.freetel.jp/price/

使用中の端末を返却して新しい端末の支払いに移行するようなので、破損した場合は無理ですね(普通に考えて当たり前か)。
ただ、1年以上利用した後なら破損した場合でも残金無しで新端末にできる模様。
もっと早く発表して欲してくれてもよかったんだよ?



【デメリット】

■格安オリジナル端末のスペックの低さ
これは当然ですが、価格が安いということは相対的に高価格の端末と比べて質が劣るということで。
色んな所で言われているように、値段相応という評価が妥当です。
間違っても過度に期待して、主要メーカーで購入できるような4〜6万かそれ以上の端末と比べないように。
僕はそれで慣れるのに時間がかかりました。
まぁ、ボロクソ言ってますが、後悔とかしてるわけではないです。
あくまで「贅沢を言えば」の範疇。

■時々通信速度が遅くなる
24時間高速な通信が必要ならWi-Fi環境を別に用意しましょう。
適当にゲームしたり、ブラウジングしたりするくらいなら問題はないです。
いつでもネットにつながらないと発狂するって人にはおすすめできません。
病院に行くか、寺で座禅でも組めばいいと思います。



こんな感じ。

格安SIMへの変更に際しての懸念は
・料金
・通信速度
・独自端末
・電話番号
・サポート

あたりだと思いますが、現状での”個人的”評価は
・料金:◎(めっちゃ安い)
・通信速度:◯(時々遅いが、通常時は大差なし)
・独自端末:◯(主要キャリアの提供する高価な端末と比べると物足りないけど、「値段相応ではある」と納得できたので)
・電話番号:◯(変わらないでよかったから)
・サポート:?(利用機会が無いのでわかりゃせん)

ってとこです。

電話番号に関してはおまけですが、個人的には大きな問題だったので(手間的に)。



とりあえず、契約から2ヶ月程使ってみた感想としては以上です。



ひと手間の価値

どうでしょう?
「変えよう」、あるいは「このままでいい」と思えるものが何かありましたか?

僕は変えてよかった、というか、もう主要キャリアに戻る理由が無くなったので、格安SIMを使い続けようと思ってます。

その理由としては、やはり料金の問題が大きい。

「手数料もろもろ」のとこで書いてますが、以前と現在の料金を比較すると、こちら。
【docomo】
・月額:¥8,000〜9,000前後(SPモード,端末保証費込み、端末代は支払い済みのため無し)
・通信量:2GB
・電話料金:同キャリア間通話無料、その他¥20/30秒

【FREETEL】
・月額¥2,500〜7,000前後(+MIYABI端末代+補償費含む)
・通信量:2〜20GB
・電話料金:一律¥10/30秒

FREETELの月額が¥2,500〜7,000と幅がありますが、これは通信量によって変動するからです。
僕の場合、通信量は2〜3GBなので実際の数字は¥2,500〜3,000程度となります。

つまり、その差は月々¥5,000、年間で¥60,000。
何てこったい。



僕は電話とメールとネットサーフィンとカメラと落書きとゲームが適当にできれば充分なので、それを満たした上でこんだけ差が出るのは流石に・・・。

これが大きいのかどうかは人によりますが、少なくとも僕にとっては大きい。
諭吉6枚ですからね。

この差があれば何が出来るのか、と。
考えてみてくださいよ。
文字通り色んなことが出来ますよ。

僕がいま適当に思いついたのを挙げていきますと、
・分厚い専門書を何冊も買える
流石に絶版のものとなると1冊も買えないかもですが、何かを学び始める程度ならそれで足ります。
人によっては人生丸ごと変えるようなものに出会うこともあるでしょう。

・適当なスペックのノートパソコンなら手に入る
それでプログラミングを学んだりすればアプリやサービスの開発もできます。

・¥1000くらいのランチであれば50回以上食べられる
そんだけ行けば美味しい店を探す嗅覚も鍛えられるし、ついでにお気に入りの店の1つや2つ見つかるでしょう。
ワンコインランチであれば120回分ですね。
1年の1/3に相当します。

・G.UやH&Mなんかのファストファッションであれば、オールシーズン揃えることができる
コーディネートのコツを知ってる人であれば「お洒落」と呼べるレベルに仕上げることも充分可能です。

ぱっと思いつくだけでもこれだけのことができます。
もちろん使い道がないなら貯金しておけば、いざ使いたい時に困ることも減るでしょう。

それが嫌なら信用できるところに寄付でもしてしまえばいい。
何人もの命が助かります。

これがどういうことか。

まぁ、ここまで言っても「実感」としてわかりにくいかもしれません。
人は「未来の利益」よりも「現在の損失」に反応するらしいんで。
その場合はこう言い換えてもいいです。

「何もしてないのに毎月¥5,000が財布から無くなっていく」

どうです。
そう考えると謎じゃないですか?
契約まで実際にかかる時間は数時間ですよ。

僕の場合は調べるたりするのも合わせて5時間くらいでしたが、その5時間には¥60,000程度の価値があるということです。
これを時給換算すると、¥60,000-(2年縛りの違約金約¥10,000+MNP手数料¥3,000)=¥47,000。
それをかかった時間で割ると、¥47,000÷5時間=時給¥9,400。
違約金抜きなら¥11,400。

ちなみにこれは「1年」での計算です。
1年以上使えばもっと上がりますね。

コストを削減することにはこれだけの価値があるわけです。



格安SIMといっても、今できてることはだいたいできるんですよ。
なのにここまでの「差」が出てしまう。

ちょっと余談みたいになりますが、無駄には「価値を産む無駄」と「価値を産まない無駄」があります。
基本的にはそれがどうなるのかは後になってみないとわかんないですが、僕にとってはこの「差」は後者です。
今の自分が適当に考えるだけでも、もっと良い使い道がありますからね。

もしかするとそこにはそれらの使い方以上の価値を産む可能性もあるかもしれません。
それは否定しませんし、できません。
でも、無いかもしれません。

そもそも、現段階で既に価値を産むことが見えているのに、その機会を無駄にすることにどんな理由があるのか。
これは目の前にある「当たる確率の高いくじ」を放棄して「出目の見えないサイコロ」を投げるようなものですよ。

時間も労力もお金も知識も、全て有限の「資源(リソース)」です。
そして、それらの価値というのは、現代の非常に高度な発展を続ける文明においてはとても移ろいやすい。
今の自分が持っている労力も、お金も、今まで学んだ知識すらも、10年後には一切価値が無くなったりするわけです。

今回のことで、当たり前に思っていた価値感がいつまでも当たり前じゃないんだと改めて感じました。
時代の経過、とくに現代以降の時代では、その変化を敏感に感じ取り、流れが何処へ向かうのかを確かめ、そして自分の中にある「価値の秤」を今まで以上に短いスパンで調整する必要があるようです。
そのために、時間や労力、資産といった「資源」の無駄を”積極的”に減らし、新しい価値の獲得を目指すべきなんじゃないでしょうか。



・・・と。

ちょっと話が逸れてしまいました。
とりあえず、今回の記事を一言でまとめると、こう。

「格安SIMに変えると毎シーズン洋服を買うことも、美味しい昼ごはんを食べることも、新しいものを学ぶことも、誰かの命を救うことすら出来るようになるので、それに価値を感じるなら変更を考えてみてはどうでしょか?」





だいぶ長くなりましたけど、そしてそこそこ脱線しましたけど、今回はこれにてお終い。

格安SIMに関して興味がある方。
自分の持つ「価値」を高めたい方。

そういった方々の決断の助けになれば嬉しいです。



ではまた。