消失

忘れた場所は頭の隅で



小さくうずくまっています



求めているのは僕の声



先を見ることを忘れた僕は



いつも世界の夢の中




終わりへ向かっていたあの日の影



ふと想えば視えなくなって



いつしか僕は虚ろな籠の中




求めても零れる光



小さくて小さくて



粒子が指をかすめてく





記憶の最後はいつの日だ



僕は、君は、どこだろう

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