彼方

いつになれば辿り着けるのか


色付く景色へ


僕の思いは此処に無い


夜に流した緋色の詩


遥かに見据える地平線へ




僕の夢には色が無い


時にも聞けずに日を過ごした


唄い 描き 夢を見た


それでも人並みになれないんだ




だから僕は目指す


色付く風が吹く街を


彼のいる夜の月を



悲哀の視界はもう消えた


雫もこぼれぬこの瞳は


まだ見えぬ果てを求める


それが戯曲と知りながら




さあ


彼を求めよう


僕の景色は彼とともに


今すぐ追いつく光の中へ


夜の月すら消し去るものよ


虹の色を描き超ゆる創り手よ


僕の意思を君に告げよう


キミの続きは旅人に渡せばいいさ


だから彼を求めていけ


それが次の道なのだから

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