煌めきの色

零れた甘い夢は



悪戯に僕を苛む



止まない雨の中空を仰いで



歩き続ける



行き止まりはまだ見えない




どこまでもいつまでも



深くまで廻り行こうか



彼方を目指して



乾いた心で



旅立ちを刻んだ




変わりゆく景色



ふと見上げた虹色の橋



溶けだす潤いは傷に染みて



痛みは僕を導くもの




今は何処だろう



日差しは僕を透かし



禁じられた鎖を見つけた



風に揺られ星に揺られ



明かりは太陽だけ



行き先は空の記憶




思い出す



僕の中



二人は語った



忘れないように



叶うように



記憶を綴って今日を描く



煌きに至るために



僕は進むんだ

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