夜の輝石

月を見ていました



それはとても綺麗な灰色



僕は夢現に立ち止まり



道化のように物忘れて



いつのまにか石畳でまどろみ



月の残光は瞼の裏側に張り付いて



夢の中淡く世界を照らしていました



宵闇の中で


熱い光を反射している


あれは幻想



素敵な偶然



天文の奇跡



綺麗な、綺麗な・・・

コメント