砂の命

命流れ
時刻む
その砂の色は無色
虚ろな輝き
底へ着くも知れず

輪廻の流れに消えて往く

矛盾は流動
意思は混沌にして虚無
色を宿す媒体は既に去りぬ

世に問うものも無ければ
見据える物も持たず
しかし
回帰を拒めば流れも止まれり
故に
世の調に我は揺れること無し
痛みを求め
生を求め
果てを求め
しかし
未だ色付けるにも至らぬ
さて
我の行方は何処に在るのやら
その解は夢想の神に抱かれぬ・・・と

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