Like an Atelier



どうもどうも。

最近竹で色々作ることが多い糸凪邑です。

もともとはとあるキャンプ企画で竹を使った器やスプーン、箸なんかを作ってたのですが、ふと「竹でアクセサリとか作ろうか」と思って山から材料を採って実験してみた所、案外いけることに気付いて今に至ります。

上の写真も最近作ったものです。

前からルーン文字の形が好きなので、気の向くままに彫ってネックレスにしてみました。

販売はこちらで行っておりますので、もし興味があればご覧くださいまし。
HollowCradle Online Shop


謎のナイフ状のものもあったりしますが、まぁお気にせず。

気分転換に作ってたら出来たもので、売れたら面白いなーというノリで出品してみただけです。笑

用途としても、僕が思いつくのはペーパーナイフか置物、小道具くらいでしょうか。

他に何か使い途があればコメントかメールで教えて下され。





Like An Atelier

さてさて。

今回のお話は僕の思い描く理想の在り方について。


突然ですが、僕は作るのが好きです。

作っている時間が、何かを形作ることに没頭する時間が好きです。

かといって、職人になりたいわけではありません。

個人的には、職人さんの姿には憧れるものがありますし、その在り方は美しいな、とも思う。


でも、目指そう、とはならない。

もちろん、なれるかどうかは別ですが、そもそも1つのものに拘ることができないので、性格的に向いてないんですよね。

たぶん、1つのものに打ち込みたいんじゃなくて、その時々で作りたいと思ったものを作れる自分でありたいだけなんでしょう。

そういう意味で、なれません。


でも、今言ったように、作り事は好きですし、それができる環境が欲しい。

作りたい時に作りたいものを作れるような。


そのために必要な機能はなんだろうか?って考えると、「作業」と「学習」が出来ることです。

それを併せ持った場所として僕の中に思い浮かぶもの、それが「アトリエ」なんですね。


もちろん、本来のアトリエがどうなのかってことについては言及しません。

何となくしっくりくるのがそれであるというだけです。

感覚的には実験場的な要素も混じっているかもしれません。

自分の「作り事」の為の小さな箱庭。

そういうイメージ。


で。

この"小さな"というところも重要です。

1つのことに特化するならある程度の設備が必要でしょうけど、僕は広く試したいわけですから、その水準で揃えていったらどれだけ大きな空間が必要になるのか。

そこまでいっちゃうと、本当にアトリエじみたものになってしまいます。


もし小さく始めてみて、しばらくして腰を入れてやろうかとなった場合は拡張することになるかもしれませんが、最初っから大掛かりなものは不要です。

あくまで、僕が望むのは「最小」であること。


となると、「作業」と「学習」っていう求める機能を満たすよう、最低限必要なものだけを揃えていくことになります。

機能という「骨格」に、物という「肉」をつけていく感覚ですね。


では、実際にそういった環境を作ろうと考えた時、必要なものは何なのか。

欲しいのは「作り事」と「学習」の出来る環境です。

この際、何を作るかは置いておきます。

普通の一人暮らしの部屋+屋外での作業で作れる範囲のもの、とでもしておきましょうか。


とりあえず、学習に必要なのは机と椅子、それと本棚ですね。

可能であれば、机は作業しながらパソコンが置いておける程度の広さが欲しいです。

本棚は最低でも何百冊かは入るものがいいですね。


あとは、作業道具や材料を入れる棚でしょうか。

これは本棚と兼用で大きなものが1つあればいいかもしれません。

必要であれば新しく小さなものを足すか、大きなものに入れ替えていけばいいわけですし。


あとは何でしょう?

もし、この環境を寝室と兼ねるのであれば、ベッドも必要ですかね。

スペースを削減しつつだらけたいならソファベッドという選択肢もあります。

簡素ですが、客人を招待することも出来ますし。

あれやこれやと作って、疲れたらソファベッドで寝ることもできます。

何だか物語の登場人物みたいですね。

徹夜明けにブランケット一枚羽織ってソファでごろり、とか。

ちょっと憧れます。


それと、寝室を兼ねるのであればチェストやポールハンガーが欲しいですね。

「アトリエ」という言葉の響きなら、プラスチックやその他の近代的な質感のものではなくて、木製の重みのあるものが合いそうです。

これは机や椅子にも言えます。

さすがにパイプ椅子とぺらぺらの薄いテーブルは馴染まないでしょう。


余談ですけど、重厚感を感じる家具は最高ですよね。

僕はアンティークっぽい色味が一番好きなんですけど、素材の色そのままってのもまたいい。

はっきりした木の質感と、それぞれ異なる木の香り。

何て素晴らしい。


あ、食事は何処で摂りましょう?

1人であれば机で食べればいいですかね。

でももし、複数人での食事を想定するのであれば、簡素なテーブルと、地べたに座らないのであれば椅子も必要になりそうです。


あとは家電ですけど、これは別にいいでしょう。

コンロとか冷蔵庫とか洗濯機とか。

必要であればオーブンやレンジあたりですか。

自分のスタイルに必要なものを揃えればいい。

僕の場合は多少料理をするので、オーブンレンジなどが欲しいですね。


さて、とりあえずこんなものですかね。

「アトリエ」的な機能を作るために最低限必要な家具類は。

まとめてみると

  • 机(+椅子)
  • ベッド(ソファベッド)
  • 棚(本や材料、制作物用)
  • チェスト
  • ポールハンガー
  • 各種家電
ぐらいでしょうか。

あ、ポールハンガーは僕が好きで入れているだけですから、必要ない場合は削って大丈夫です。

テーブルが必要な場合はここにテーブルや椅子が加わりますが、要らない場合は省けます。


意外と少ないでしょう?

作り事と学習ができればいいって人の最小環境は、これくらいで充分です。


どうでしょうか、この環境。

よかったらそう在る自分を想像してみて下さい。


椅子に腰掛け、紙とペンで考えを書きなぐって。

席を立って本棚の前で考え事をしたり、調べものたり。

唐突に思いついたものを作ったり。

煮詰まったら気分転換に料理をしたり。

道具を持って材料調達へ行ったり。

ポールハンガーに掛かった服を手にとり、ふらりと息抜きの散策に出かけたり。

時々、図書館や本屋で資料を探したり。



至って単純な環境ですが、とても楽しそうじゃないですか?

作って学んで展示して。

そんな作業場と学習場所を兼ねた、「アトリエ」のような場所。


きっとね、面白いと思うんですよ。

要らないものを持つこともありませんし、自分を高めることも出来る。

謎のお洒落感も感じられる。笑


僕の環境もまだ「作りかけ」みたいなものですけど、そしてたぶんずっと改良し続けるんでしょうけど、今の段階でも充足感を感じられています。

不思議なもんですよね。

物がいっぱいあった方が満たされるような気がするのに。

現実としては、本当に必要なものだけに削り切った方が満たされるなんて。

こればかりはやってみなければわかりません。


これからそういう在り方について考えていこうと思いますので、もしよければ一緒に作りましょう。

もちろん、あなただけのアトリエを、ですが。


そうした時に、もし「こんなのどうじゃろか?」って案がありましたら、教えてくださいな。

これを読んでいるみんなで共有していきましょう。

言葉自体に特に意味はありませんが、目印としてご利用いただければ。



では今回はこれくらいで。

また次回お会いしましょう。





追伸

質問、感想などございましたら、是非教えてくださいまし。

その際の連絡はコメント欄、またはこちらまで。
hollowcradle_hc◇gmail.com

何かしらのお悩みやご要望なども同様に送ってきてくださいな。

時間的な都合で個別にお返事することは難しいと思いますが、全部目を通しますし、記事に出来ることは記事にしていきます。

何より嬉しいので記事を書くモチベが上がります。


それと「面白かったよ」とか「ためになった」って場合は、TwitterやFacebookなどで共有してもらえるとありがたいです。

僕の感謝にいか程の価値があるかは存じ上げませんが、とてつもなく感謝いたします。


気が向いた時にでもぜひ。


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一応ですけど、登録したからといって、関係の無い変なメールが届くことはありませんのでご安心を。笑

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