悪魔ごっこ

昨日は一人で今日は二人

求める声に耳を塞いで
見捨てたもの に 要らないもの と名前つけて
忘れることが強さだから―――
何通りもの嘘をついた

切り離せない影
途切れない叫び

もっと暗く もっと黒く
染まらない闇まで
僕らは抗う

互いの声が続くまで
途切れることが無いように
向き合う所に印を刻み付けて

いつしか消える確認音
離れた手は間に合わないから

振り返るのは慣れた顔
一片舞うのは悲しみ?

知らずに伸ばした手
これが僕の本当

淡い約束
冷たい希望

近付く足音を感じながら
遠くの声を聞いていた

今日は独りで
明日もきっと 独りきり

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