輪廻の定め

いつも見ていた空が



今だけは輝いて見えた





懐かしい夢を見る



それはとても淡く残る記憶



気付けば忘れていたこと



思い出せるのは残滓だけ



掬おうと手を伸ばしても届かず



反対側に消えてった





今も夢を見る



いつの日か届くことを願って



何度も何度も



かすかな希望だけ胸に秘めて





いつか忘れるのだろうか



いつか消えるのだろうか





願えば消えて



想えば掠れて





定めが僕を連れていく



終わりは近くに



この秘密も誰かに帰るのだろうか・・・

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