悔恨

咬みついた肌から溶けだす楽園



呼ばれるままに怠惰な命を溢して




僕の昔



色無き砂時計



乾いた時間の中で



何処にも行き場が無かった




棘のない日常



月日は僕に見向きもしない




堕ちてきた天使



僕の首筋で微笑んで



退屈な空気を快感に変えた




崩れた肢体



冷たくなる触感



広がる輝きの後には



暗い現実だけが影を残した

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