手向け

私に何を手向けよう

無力な無色

季節は無情に流れ

自らの命に輝きを見出すこと叶わず

光求め虚無を彷徨い

私の砂は零れゆく

底も見えぬ生の中

行き先を求めて生き永らえる

情の移りは過去の意思

新たな拠り所には新たな基盤

夜明けを待てば始まるのか

それとも終わるのか

私の答えは私の内に

しかし私に機会は訪れぬ

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