乾いた人形

伽藍の僕は舞う



壊れた人形のようにくるくるからから



糸は半分



色は鮮血



乾いた黒色が肌を蝕んでいく




世界は色んな時を刻む



流れは無意識に



研ぎ澄ました五感は



風の音を聴き続く




街は骨董品



古色に染まる




絹の髪に憧れた僕は



灰色に染まって踊り続ける




さよなら操り手



さよなら世界



終わりのの招待状が届いたみたい




再生を繰り返す箱の中で



僕の輝きは移り変わる

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