前回10年ものの老体PCを卒業して、ゲーミングノートを買ったべさという記事を書きました。
・「10年もののPCからGALLERIA GCR1650GFに乗り換えてみたお話」
https://kairandou.blogspot.com/2019/10/10pcgalleria-gcr1650gf.html
このPCにはWindows10がプリインストールされているのですが、10年ほどLinuxMintを使ってきたせいか、違和感しかありません。(かといってLinux詳しいわけでもないですが)
VR Readyの基準も満たしてないのでVRコンテンツを触ることもできませんし、他にWindowsでしたいこともありません。
というわけで、こちらのPCにもLinuxMintを入れてデュアルブート環境を構築、そんでもって念願のBlender2.8も入れてみました。
今回はその時に遭遇したつまづき地点やら不具合に関してのメモとなります。
Linux + Blenderの環境構築にどれくらい需要があるのかは知りませんけれど、極力低コストでモデリングに挑戦してみたい人から単なる物好きさんまで、気になる方はちょいとお付き合いいただければ、と。
今回の環境とインストールするOSに関してはこちら。
・Editions for Linux Mint 19.2 "Tina" - Linux Mint
https://www.linuxmint.com/release.php?id=35
では、本題へ。
LinuxMint19.2 Xfceのインストール
早速ですが、具体的なデュアルブートの方法に関してはこちらを参照くださいませ。
・UbuntuとWindowsのDualboot環境を構築する | UnFlexFlex
https://ja.unflf.com/dualboot-ubuntu-windows/
・Ubuntu16.04をWindows10とデュアルブート in UEFI - 極楽とんぼのロボット製作記
https://www.g104robo.com/entry/ubuntu-dualboot-win10-uefi#%E5%86%8D%E3%81%B3BIOS%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A
ここでの注意点ですが、インストール画面で出てくる「プロプライエタリな〜」というものはチェックして一緒にインストールするようにしておきましょう。
後述のグラフィックボードの部分で困る可能性があります。
無事インストールが完了し、LinuxMintを起動したら、terminalでsudo apt update と sudo apt upgradeを実行し、システムを最新の状態にしておきましょう。
それが終わったら次へ。
サスペンドから復帰できない問題
サスペンド状態から復帰できないことがあります。
どうやらバグっぽいですね。
僕の場合はsudo apt update と sudo apt upgradeしたら直りましたが、人によっては変わるかもしれません。
その際は各自Google先生にお問い合わせを。
Chromium(GoogleChrome)のキーリング問題
WebブラウザにChromium(GoogleChrome)を使う場合、起動時に「キーリング云々」とかいうメッセージが出てくることがあります。
セキュリティが絡む問題のようですが、面倒なときはこちらを参照のこと。
・Chromeブラウザ起動時に「ログインのキーリングのパスワードを入力してください」を回避する方法 - タイを釣りたいエビ
https://ebiss.hatenablog.com/entry/2019/02/10/200000
GPUドライバのインストールと適用
インストール直後だと、グラフィックドライバがフリーのものになっている可能性があります。
左下のメニューからドライバマネージャを開き、確認しましょう。
「このデバイスは推奨されたドライバを利用していません」とか「プロプライエタリなドライバを利用していません」と出ている場合は、GPUがうまく動いていません。
インストール時に「プロプライエタリな〜」というところをチェックしてインストールしている場合、その画面には別のドライバも表示されていると思います。(NVIDIAのGPUならnvidia〜など)
それを選択して、「変更の適用」後、再起動して有効化しましょう。
うまく動いていると、こうなります。
右下のパネル部分。
うまく行かない場合はGoogle先生に(ry
以下参考リンク。
・Ubuntu Linux 18.04にGPUドライバをインストールする|setoyama60jp|note
https://note.mu/setoyama60jp/n/n600df9f34230
ちなみに、僕はこの部分でめちゃめちゃ引っかかりました。
どれくらい引っかかったかというと、半日かけた挙句、OSを再インストールした程度に。
最初にインストールしたとき、グラフィックボードが動いてないことに気付き、有効化の方法を調べ、上記メニューに表示されている「nvidia-driver-430」を選択して再起動したところ、トグルでは切り替わってるのに「プロプライエタリなドライバを利用していません」とか出たんですよね。
なんでやと思い、えっちらほっちら調べ、aptから別バージョンをインストールしたり、削除したり、インストールしたり、最終的に公式から提供されているドライバをインストールし、再起動すると今度は画面が真っ黒に。
うせやろと思い、リカバリモードで端末を叩いて、グラボが認識されていることを確認できたはいいものの、相変わらず画面は真っ暗なまま。
何かしらの不具合が起きていた模様で。
インストールしたものを削除したり、再インストールしたりしたけれど、よくわからず。
日曜の昼過ぎにグラボが動いてないことに気付き、解決に乗り出してから半日以上。
時刻は深夜2時ほど。
死にかけた頭で解決するすべを思いつかなかった僕は、めんどくささ極まってOSを再インストールすることにしました。
そして、数日前にそうしたようにUSBを差してリブート。
眠気と戦いながら完了まで待機。
数十分後、無事立ち上がるLinuxMint。
ドライブマネージャを開き、そこにあったnvidia-driver-430を選択し再起動。
これがうまくいかなかったら明日の自分に託そうと思いつつドライバマネージャを開くと、「プロプライエタリなドライバを利用しています」の文字。
なんでや。
さっきは切り替わらんかったやないか。
もしかしたら、再インストールの時にBIOS画面でセキュアブートをいじったのが理由かもしれません。
どこの記事か忘れましたが、OSのセキュアブートが有効になっている場合、ドライバが読み込まれなくなるとかいう文言を目にしたような。
OSの再インストール時にBIOSをUEFIをいじってセキュアブートを無効にしたので、それでうまくいったのかも。
ともあれ、そんなことがありましたので、もしかすると公式からでドライバを入手するよりは、おとなしくディストリビューションで提供されているものをaptから導入するようにした方がいいかもしれません。
ドライバの導入時、場合によってはログインループが起きたりすることもあるらしいのでご注意を。
・Ubuntuでログインループに陥ったときの対処法 - Qiita
https://qiita.com/musaprg/items/58d9dee4ef70e3882a9d
グラボを積んでいる人はOSのインストール直後に動いているか確認した方がいいと思います。
僕みたいに再インストールの決断が楽なので。
Blender2.8のインストール
これは特に問題無いかと。
他のOSと同じように、公式サイトからダウンロードしましょう。
・Download — blender.org
https://www.blender.org/download/
ダウンロードしたそれを好みのところに解凍し、中にある「blender」という実行ファイルからBlenderが起動できます。
ちなみに上記のGPUの設定がうまくいっているかどうかは、Blender上でも確認できます。
Blenderを立ち上げたら、[Edit]→[Preference]から[Blender Preferences]を開き、[System]の[Cycles Render Devices]のところにある[CUDA]や[OpenCL]に、搭載されているGPUが表示されていれば大丈夫です。
あとは、キー配置に応じてショートカットをいじったりしましょう。
Blenderに関してはこれくらいです。
使い始めて数日くらいしか経ってないので、情報量が少ないのはご勘弁。
ちなみにLinuxMint19.2(Ubuntu 18.04 LTS?) + Blender2.8の組み合わせで起こるバグなのかはわかりませんが、Blender2.8を起動したままサスペンドし、復帰後に[Eevee]で[Shading]を[Rendered]に切り替えると何故か全体が暗くなります。
Cyclesでは起きないようです。
Blenderを再起動すれば直るので、Blenderを閉じてからサスペンドするなりなんなりすれば特に問題ないですけど、一応混乱せぬようにメモをば。
Windows10とLinuxMint19.2のデュアルブートに関しては以上です。
何かしらお役に経てば幸い。
ではまた。
・「10年もののPCからGALLERIA GCR1650GFに乗り換えてみたお話」
https://kairandou.blogspot.com/2019/10/10pcgalleria-gcr1650gf.html
このPCにはWindows10がプリインストールされているのですが、10年ほどLinuxMintを使ってきたせいか、違和感しかありません。(かといってLinux詳しいわけでもないですが)
VR Readyの基準も満たしてないのでVRコンテンツを触ることもできませんし、他にWindowsでしたいこともありません。
というわけで、こちらのPCにもLinuxMintを入れてデュアルブート環境を構築、そんでもって念願のBlender2.8も入れてみました。
今回はその時に遭遇したつまづき地点やら不具合に関してのメモとなります。
Linux + Blenderの環境構築にどれくらい需要があるのかは知りませんけれど、極力低コストでモデリングに挑戦してみたい人から単なる物好きさんまで、気になる方はちょいとお付き合いいただければ、と。
今回の環境とインストールするOSに関してはこちら。
- [OS] LinuxMint 19.2 Xfce
- [使用PC] GALLERIA GCR1650GF
- [CPU] i5 9300H
- [Memory] DDR4 8GB
- [Graphics] GTX1650
- [Strage] SSD 512GB
・Editions for Linux Mint 19.2 "Tina" - Linux Mint
https://www.linuxmint.com/release.php?id=35
では、本題へ。
早速ですが、具体的なデュアルブートの方法に関してはこちらを参照くださいませ。
・UbuntuとWindowsのDualboot環境を構築する | UnFlexFlex
https://ja.unflf.com/dualboot-ubuntu-windows/
・Ubuntu16.04をWindows10とデュアルブート in UEFI - 極楽とんぼのロボット製作記
https://www.g104robo.com/entry/ubuntu-dualboot-win10-uefi#%E5%86%8D%E3%81%B3BIOS%E3%81%AE%E8%A8%AD%E5%AE%9A
ここでの注意点ですが、インストール画面で出てくる「プロプライエタリな〜」というものはチェックして一緒にインストールするようにしておきましょう。
後述のグラフィックボードの部分で困る可能性があります。
無事インストールが完了し、LinuxMintを起動したら、terminalでsudo apt update と sudo apt upgradeを実行し、システムを最新の状態にしておきましょう。
それが終わったら次へ。
サスペンド状態から復帰できないことがあります。
どうやらバグっぽいですね。
僕の場合はsudo apt update と sudo apt upgradeしたら直りましたが、人によっては変わるかもしれません。
その際は各自Google先生にお問い合わせを。
WebブラウザにChromium(GoogleChrome)を使う場合、起動時に「キーリング云々」とかいうメッセージが出てくることがあります。
セキュリティが絡む問題のようですが、面倒なときはこちらを参照のこと。
・Chromeブラウザ起動時に「ログインのキーリングのパスワードを入力してください」を回避する方法 - タイを釣りたいエビ
https://ebiss.hatenablog.com/entry/2019/02/10/200000
インストール直後だと、グラフィックドライバがフリーのものになっている可能性があります。
左下のメニューからドライバマネージャを開き、確認しましょう。
「このデバイスは推奨されたドライバを利用していません」とか「プロプライエタリなドライバを利用していません」と出ている場合は、GPUがうまく動いていません。
インストール時に「プロプライエタリな〜」というところをチェックしてインストールしている場合、その画面には別のドライバも表示されていると思います。(NVIDIAのGPUならnvidia〜など)
それを選択して、「変更の適用」後、再起動して有効化しましょう。
うまく動いていると、こうなります。
右下のパネル部分。
うまく行かない場合はGoogle先生に(ry
以下参考リンク。
・Ubuntu Linux 18.04にGPUドライバをインストールする|setoyama60jp|note
https://note.mu/setoyama60jp/n/n600df9f34230
ちなみに、僕はこの部分でめちゃめちゃ引っかかりました。
どれくらい引っかかったかというと、半日かけた挙句、OSを再インストールした程度に。
最初にインストールしたとき、グラフィックボードが動いてないことに気付き、有効化の方法を調べ、上記メニューに表示されている「nvidia-driver-430」を選択して再起動したところ、トグルでは切り替わってるのに「プロプライエタリなドライバを利用していません」とか出たんですよね。
なんでやと思い、えっちらほっちら調べ、aptから別バージョンをインストールしたり、削除したり、インストールしたり、最終的に公式から提供されているドライバをインストールし、再起動すると今度は画面が真っ黒に。
うせやろと思い、リカバリモードで端末を叩いて、グラボが認識されていることを確認できたはいいものの、相変わらず画面は真っ暗なまま。
何かしらの不具合が起きていた模様で。
インストールしたものを削除したり、再インストールしたりしたけれど、よくわからず。
日曜の昼過ぎにグラボが動いてないことに気付き、解決に乗り出してから半日以上。
時刻は深夜2時ほど。
死にかけた頭で解決するすべを思いつかなかった僕は、めんどくささ極まってOSを再インストールすることにしました。
そして、数日前にそうしたようにUSBを差してリブート。
眠気と戦いながら完了まで待機。
数十分後、無事立ち上がるLinuxMint。
ドライブマネージャを開き、そこにあったnvidia-driver-430を選択し再起動。
これがうまくいかなかったら明日の自分に託そうと思いつつドライバマネージャを開くと、「プロプライエタリなドライバを利用しています」の文字。
なんでや。
さっきは切り替わらんかったやないか。
もしかしたら、再インストールの時にBIOS画面でセキュアブートをいじったのが理由かもしれません。
どこの記事か忘れましたが、OSのセキュアブートが有効になっている場合、ドライバが読み込まれなくなるとかいう文言を目にしたような。
OSの再インストール時にBIOSをUEFIをいじってセキュアブートを無効にしたので、それでうまくいったのかも。
ともあれ、そんなことがありましたので、もしかすると公式からでドライバを入手するよりは、おとなしくディストリビューションで提供されているものをaptから導入するようにした方がいいかもしれません。
ドライバの導入時、場合によってはログインループが起きたりすることもあるらしいのでご注意を。
・Ubuntuでログインループに陥ったときの対処法 - Qiita
https://qiita.com/musaprg/items/58d9dee4ef70e3882a9d
グラボを積んでいる人はOSのインストール直後に動いているか確認した方がいいと思います。
僕みたいに再インストールの決断が楽なので。
これは特に問題無いかと。
他のOSと同じように、公式サイトからダウンロードしましょう。
・Download — blender.org
https://www.blender.org/download/
ダウンロードしたそれを好みのところに解凍し、中にある「blender」という実行ファイルからBlenderが起動できます。
ちなみに上記のGPUの設定がうまくいっているかどうかは、Blender上でも確認できます。
Blenderを立ち上げたら、[Edit]→[Preference]から[Blender Preferences]を開き、[System]の[Cycles Render Devices]のところにある[CUDA]や[OpenCL]に、搭載されているGPUが表示されていれば大丈夫です。
あとは、キー配置に応じてショートカットをいじったりしましょう。
Blenderに関してはこれくらいです。
使い始めて数日くらいしか経ってないので、情報量が少ないのはご勘弁。
ちなみにLinuxMint19.2(Ubuntu 18.04 LTS?) + Blender2.8の組み合わせで起こるバグなのかはわかりませんが、Blender2.8を起動したままサスペンドし、復帰後に[Eevee]で[Shading]を[Rendered]に切り替えると何故か全体が暗くなります。
Cyclesでは起きないようです。
Blenderを再起動すれば直るので、Blenderを閉じてからサスペンドするなりなんなりすれば特に問題ないですけど、一応混乱せぬようにメモをば。
Windows10とLinuxMint19.2のデュアルブートに関しては以上です。
何かしらお役に経てば幸い。
ではまた。
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