10年もののPCからGALLERIA GCR1650GFに乗り換えてみたお話

この度10年使い続けた老体PCを卒業し、新たなPCを購入しました。
以前使っていたのはFMV AH550/5A。
そこら辺に売ってるようなメーカーPCです。

今までに発表した主な製品(ノートブックPC LIFEBOOK(ライフブック) AHシリーズ ラインナップ) - FMVサポート : 富士通
http://www.fmworld.net/fmv/pcpm1006/ah/lineup/index.html#cat02


これまで、そのPCにLinuxMintを入れて作業してたのですが、何分ハード的な問題でOpenGLのバージョンが上げられず、Blenderを2.8xが使えなかったり、Unityも古いバージョンしかインストールできない&それすら不具合が出たりと、ちょいちょい問題を抱えておりました。

インターネットしたり文章を書いたりと、普通に使う分には何の問題もないのですが、1年間モデリングをやってみて、もうちょい勉強したいことが出てきたので、重い腰を上げて買い換えることに。

で、今回購入したのはGALLERIA GCR1650GF。
ドスパラさんが出しているゲーミングノートです。

GALLERIA GCR1650GF(ガレリア GCR1650GF)8936|ゲーミングPC ノート|パソコン通販のドスパラ【公式】
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?tg=13&tc=143&ft=&mc=8936&sn=2872&st=1&vr=10



選択理由は適当に持ち歩けるものであることと、ゲーミングノートへの興味、それと同時に使いにくかったり壊れやすかったりしたら嫌だなーという不安から、事故っても大して痛くない価格帯の当モデルに。
はじめは自分でいじることも考え、GALLERIA RH5 2600かGALLERIA RT5 2600といったデスクトップにしようとしたのですが、RyzenとLinuxの相性がいまいちよろしくない――不具合報告が多い――ため断念。

スペック的にVRコンテンツはさわれませんが、それに手を出したいときは別個デスクトップを買えばよかろうと。

ちなみに新旧スペックを比較するとこんな感じ。

  • [CPU] i5 450M → i5 9300H
  • [Memory] DDR3 4GB → DDR4 8GB
  • [Graphics] 内蔵 → GTX1650
  • [Strage] HDD 512GB→ SSD 512GB

新PCのスペックは特別優れてるわけじゃないけれど、比較対象がやばすぎて感涙にむせぶレベル。
無意味な縛りプレイと、使える限り使うというMOTTAINAI精神は謎の感動を生むことを知りました。


で、今回は購入したGALLERIA GCR1650GFの使用感をつらつら綴ってみます。

先に断っておきますが、ここで述べるのは、これまで普通の家電店にあるようなメーカーもののノートPCしか使ってこなかった人間が初めてゲーミングノートを手にして感じた素朴な感想です。
キー配置その他もろもろに好き勝手わがままを言ってる部分があると思いますが、そのあたりを踏まえてご覧いただければ幸い。


まずは良いところから。

デザインとかサイズとか
色や質感に関しては、マットブラックでシンプルなもので、いわゆるゲーミングノートって感じのそれ。

某D&Gみたいにやたらロゴが主張してたりしているわけでもなく、閉じた状態の在り方は無駄を廃したシンプルそのもの。

重さに関しては約2.03kgと、そこまで重くはないです。
サイズも360(幅)× 245(奥行き)26.4(高さ) mm、画面15.6 インチと大きすぎない程度。
ゲーミングPCは重くてごついもんだとばかり思ってましたが、これは嬉しい誤算。
大きめの鞄が必要ではあるけれど、特に問題無く持ち歩けそう。


キーボード
キーボードはパンタグラフとかなんとかいう、各キーの間が離れたタイプ。
打感は非常に軽くて打ちやすい。
長時間使っても疲れなさそう。
以前はある程度ぽこぽこした重みがあったので、この軽さはとっても好ましい。

ちなみになんか光ります。
左右に伸びる、虹のようなグラデーションが。
ゲーミングって感じ(?)
個人的にはどっちでもいいですが、好きな人は好きそう。


気に入った点はこんな感じ。


お次は悪いところとか気になった部分。

電源が大きい
ちょっとでかくてちょっと重い。
とはいえ、これはグラボが乗ってるから仕方ないのかな、と。
仕方ないけれど気になる点。


キーボード配列
実のところ、悪い部分はそこまであるわけじゃないけれど、1点だけ非常に気にくわないところがある。
それがこれ。

まずは画像をご覧いただきたい。

なんというか、片手操作とプログラミングを許さないようなキー配置。

まず「Ctrl」と「Alt」が右にないので、片手でショートカットキーを押せない。
設定である程度はいじれるけれど、結構めんどくさい。
特に「Ctrl」+「テンキー」の組み合わせでショートカットが設定されているBlenderを使っているとぐぬぬってなる。

システム的な用途のキーの間に、記号キーが入ってるのも気に食わないところ。

「Backspace」と「Enter」の間に「]」があったり、「|」が「Pause」と「Backspace」と「Del」キーに囲まれてたり、かなキーと矢印の間に「\」が食い込んでる。
「Backspace」の上に指を伸ばすと挿入されるバックスラッシュ。

わけがわからない。

ビュッフェで例えるなら、白米とチャーハンの間にフォークやドレッシングがあるようなもの。

なんでだ。

慣れはするだろうけど、気持ちは悪い。
「なんでっ!!そこにっ!!」ってなる。

システム系のキーといえば、右クリックメニュー用のキー(アプリケーションキー?)も無いので、「Shift」 +「F10」など、2ボタン以上のショートカットキーがあてられている。
アプリケーションキーがある場合はそれが使える。
わりと不便。

配置だけじゃなくて、サイズに関しても謎で、「Space」とか「Backspace」がでかい。
「Enter」が小さいのは別に良いけれど、Backspaceを大きくする意味がちょっとわからない。

でかければ押しやすいのはわかる。
わかるけど、でかくした結果、その他のキー配置に無理が出てくるのは本末転倒なのでは。
これを削って「Ctrl」とか「Alt」を置いてほしい。


と、正直キーボード配列に関しては、変更がない限り2台目は無いだろうなと思う程度に合わない。

こういう配置はゲーミングならではのものなのかな?
と思ったけど、調べてみると同じく有名なMouseのG-Tuneはそうじゃなく、僕の理想とする配列だった。

・・・不注意ナリ。


商品に関してはそんな感じ。
キーボードがだいぶあれなこと意外は、スペック的にもデザイン的にも満足です。
キー配置が許容できるのであればデザイン的にはおすすめできるレベル。

適当なゲーミングノートをお探し中で、キーボードにこだわり無いよって方はどうぞお試しを。

以上、10年もののPCからGALLERIA GCR1650GFに乗り換えてみたお話でした。


今回の教訓
キーボードは大事。
スペックと外観だけじゃなく、実用上の部分もよく見て選びましょう。

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